妊娠・出産・育児の覚え書き

妊娠・出産・育児については情報が多すぎて、誰か1人の詳しい口コミがまとめて見たいな~と思っていたので書いてみることにしました。近い将来の私と友人のための内輪ブログですが、知らん人もお気軽にどうぞ。

出産レポート

出産にあたり、私の経過と用意したもの、実際に使ったものなどを記録します。初産です。
夫の立ち合いもあったので、夫にしてもらってよかったことなども書きます。

陣痛⇒入院⇒破水⇒出産 という流れで、陣痛開始(10分間隔を切る)から23時間で予定日ちょうどに出産しました。長かった。

出産の経過

予定日前々日(39w5d)

午前中健診にて、まだ下がっていないので来週の予約を取る。

帰宅後、午後に2回程度おしるしあり。

夜、21時~2時ごろまで前駆陣痛が40分~1時間おきにあり。

予定日前日(39w6d)

朝6時~13時 10~30分おきに陣痛あり。

この日、12時に予約困難かき氷店の予約が取れていたため、キャンセルするか迷う。
間隔が短くなったり長くなったりしていたので、前駆陣痛かなぁ?と希望的観測で1人でかき氷店に来店、2つ食べる。おいしかった。

(かき氷店の方が自宅より産院に近かったこともあったが、今考えると正常な判断ができていない)

13時~16時 8~13分間隔で陣痛あり。
もしかして本陣痛か?と思い夫と実母に連絡する。

16時~18時 ほぼ5~9分間隔、しかし4回に1回くらいは12分間隔。

念のため産院に電話相談したところ、夕食を食べてからまた連絡してとのこと。
産まれるときにはどんどん間隔が短くなるとともに痛みも強くなるそうで、通常の声でしゃべれているうちはまだ入院しなくても大丈夫らしい。陣痛中に喋れない痛みになったら入院した方が良いとのこと。

昨日おしるしがありました、と伝えると「今は何色?」と聞かれる。
今は、というか昨日2回程度出ただけだったので答えに窮する。
赤くてずっと出ていたら進んでいるということなので、入院確定らしい。

18時~19時 3~6分間隔

産院に電話したところ、とりあえず診察することに。
夫の運転で病院へ。陣痛タクシー非対応地域なので退勤後で助かった。

陣痛室で内診・NSTを受けたところ、まだ子宮口は柔らかくなってきている途中で開いていないとのこと。だいぶ早めではあるが家が遠いので入院が決定。

入院してから

19時~翌日12時 2~6分間隔

病室に移り、消灯(22時)前にと急いでシャワーを浴びる。

3時間おきに助産師さんが来てNSTをする。
「下半身を冷やすと良くないから」と助産師さんにお布団を掛けてもらうが、暑すぎる。
エアコンはガンガン効いているのに、陣痛中は体温が上がるものらしい!!

なんとなく安心できるので陣痛カウンターをこまめにつけていたが、助産師さん曰く、陣痛カウンターは病院に来るタイミングを見定めるものなので、入院したらつけなくてよいとのこと。「気になるなら3回くらい付けてしばらくお休みしたら~」とアドバイスを受ける。

助産師さんはNSTに来る度に「どう?今何分おきくらい~?」と聞いてくるが、ざっくりでも分からなくても良いらしい。どうせNSTで測るし。

翌日12時になっても進まなければ促進剤の使用を考えるとのことで、リスク説明を受けて同意書をあらかじめ書いておいた。

一晩中2~6分間隔で陣痛があったが、陣痛の合間はすっと眠りに落ちていたので意外と寝られた。(付き添いの夫は一睡もしていなさそうだった)

すでに結構痛いので、タオルなどを握って耐える。息を吐けば声を出さずに耐えられるくらい。
陣痛中&合間になぜか歯の根が合わずガタガタ震えてしまう。なんだこれ・・・
この長い夜にひとりで5分間隔の陣痛に耐えるのはとても大変だったと思うので、夫に付き添ってもらってよかった。

 

8時ごろ、朝ごはんをいただく。
まだ陣痛の合間に食べられるので、産院の豪華ごはんでエネルギー補給!

 

12時のNSTを見て、子宮口も3 cmくらいしか開いていないようなので、促進剤の使用が決定。
でももうお昼ごはんも食べられる余裕がなく、夫に食べてもらう。
私はウィダーと1日分のビタミンで栄養補給。

13時~点滴で促進剤使用。
元々じわじわと痛みが強くなっていたが、パワーアップしてだいぶ痛くなってきた。

促進剤使用中はNSTの機械付けっぱなしで監視しているので陣痛間隔は計っていなかったが、短くなっている様子。

 

15時ごろ、子宮口が8 cmくらい開いたことを確認して陣痛室に移動。
ここから体力勝負なのでエネルギー切れがよくないと言われ、水を飲んでいたのをスポーツドリンクに変更。ウィダーも追加で飲んだらちょっと元気になった!
かなり痛いので病室から歩いて移動することにびびり散らすが、点滴が吊り下がっている棒を頼りに歩いた。
陣痛が来ているときには痛くて動けないので、陣痛の合間を見て進む。

 

陣痛室でひたすら強くなる陣痛に耐える。
このとき、助産師さんはたま~に見に来る感じなので、夫が付き添ってくれていなかったら1人で耐えることになっていたみたい。恐ろしい・・・。

陣痛室のベッドの柵をギューッと握ってギリ耐えられる痛み。

 

付いている計器を見ると、血圧は普段90くらいの低血圧だが、130超え。見たことのない高い数字にびびる。体温も37.9℃!出産時の母体には負担がかかるんだなぁ・・・と他人事のように実感。

長いこと陣痛が続いているので赤ちゃんが心配になるが、しっかり呼吸していれば赤ちゃんにも酸素が行くので、心拍も胎動もしっかりしてれば大丈夫らしい。
実際に、こんな短い陣痛の合間にも胎動をよく感じられた。

 

だんだん「ううう」とか「あああ」とか声を出さないと耐えられない痛みになってくる。痛すぎて無意識にタオルを掴んだり髪の毛を掴んだりしていた。ベッドの柵が一番力いっぱい掴める。
でもまだいきんではいけないので、必死に息を吐いていきみ逃しをする。
やっぱりたまに歯の根が合わなくなってガタガタ震えてしまう。助産師さんに「ゆっくり息を吐いて~」と言われてやってみると収まった。

途中で何かが流れ出てくる感じがして、助産師さんに見てもらったら血だった。おしるしは最初は褐色だが、お産が進むと赤い鮮血になるらしい!知らなかった!!

その後しばらくすると、ポン!と破裂する感触と音とジャバっと出る感覚があって、これが破水か!!と思いナースコール。試験紙?で確認したところ破水だった。

しばらくして、いきみたい感覚が強くなってくる。
いきみたい!と訴えると、助産師さんが「自然におしりに力が入っちゃう程度は全然いいよ!」とのことで、それを聞いてちょっと安心する。

痛いとついつい反って目を閉じてしまうけど、前傾姿勢になって目を見開くように助産師さんに指示を受けて息を吐くとうまくいった。(Twitterで見たサンシャイン池崎のやつだ!ってなった)

 

もう子宮口が全開になったから、いきんでも良い!と助産師さんからのGOが出てからはもう痛みがよく分からなくなっていた。アドレナリン?
終わりが見えてきてがんばれそうな気持ち。

いきむ度に頭が下りてくる感覚がある。「髪の毛が生えてるよ!」と教えてもらう。

頭が一番狭いところで引っかかっていたそうで、いきんで出てきかけてもその後の休息で戻ってしまうとのこと。
開脚の姿勢から両足をもっと開いて太ももを抱える姿勢に変更。さらにいきむ。

いきむときには例のサンシャイン池崎の口を閉じるバージョン。できるだけ長い時間一気にいきむと良いらしい。
「全身の力が抜けていて、おしりだけ力が入っている状態がいい」と聞いていたのでそのイメージでやったら助産師さんがいきむの上手と誉めてくれた。
後で来たもう1人の助産師さんが、「あら本当だ上手!もう産まれちゃうねぇ」と誉めてくれていたのでちょっと和んだ。

 

17時、出産。

助産師さんに「ストップ!って言ったらいきむのやめて、全身の力を抜いてね!」と言われていたのでその通りにしたら、いきなりドゥルルルっと赤ちゃんが出てきたのでびっくりした。

出てきてすぐに泣き声が聞こえてとっても安心した。
直後は放心というか、終わった・・・?みたいな感じでまだ実感がない・・・。

きれいにしてもらって枕元に来たときに、あまりにかわいく尊い命にびっくりした。

 

その後先生が到着して、「胎盤を出すよ~」とおなかを押されて痛かった。
胎盤が勝手にドゥルルルって出てきてこれもびっくりした。

そういえば陣痛中に「会陰が裂けるから先生に麻酔して切ってもらうよ!」と言われたのに、先生が来る前に産まれていたので裂けたところを縫ってもらった。後で確認すると、おしりの方まで裂けていた・・・。

先生が麻酔して縫ってくれて変な感触・・・多少痛い気もする?けどちくちくするかな~くらい。
会陰縫われてこの程度の痛みって、出産ってすごいな~~と思った。

 

産後の痛みと急激な終わりといきなりの疲れがどっと来てへろへろになっていた。

ここで助産師さんに「何時から10分間隔切った?」と聞かれる。
陣痛が10分間隔を切ったときが分娩開始時間になるらしい!知らなかった!!
アプリの陣痛カウンターをもとに申告。

いきみ逃し方・いきみ方

いきみ方はサンシャイン池崎がヘソの上のロウソクを吹き消しているイメージで!とTwitterで見ていたけど、いきみ逃しのときがこれでした!

中盤くらいからふぅ~と息を吐くのも大変で、ついつい声が出ちゃったりするけど、とにかく声を出さずにヘソの上のロウソクを吹き消すのが良いらしい。

息をしっかり吐ききることを意識すると、しっかり酸素が取れて赤ちゃんもしんどくなりにくいとのこと。
目をしっかり見開いて、前傾姿勢になると良い!と助産師さんに言われました。

陣痛の痛みのピークを越えたらふぅ~・・・と全身の力を抜くような呼吸にシフト。
ここで力を抜いて体力を温存するのが大切らしい。

夫がNSTを見て、「ピーク越えたよ!」と毎回教えてくれていたが、お腹の痛さで分かるけどなぁと思いつつありがたく聞いておく。
後から聞いたところ、助産師さんに「ピークを越したら呼吸をシフトするように教えてあげると良いよ」とアドバイスを受けたとのことでした。

 

いきむときには、池崎の口を閉じるバージョンでOKでした。

陣痛が来る~!というときに合わせて2回くらいいきんで、ピークが過ぎたら深呼吸&脱力。

 

サンシャイン池崎は安産の神。

 

陣痛バッグの持ち物

陣痛バッグは入院⇒陣痛室に持っていくものを最低限入れるイメージだった。
(私の場合、入院バッグと中身の分類が甘かったように感じた。いらないもの多すぎた。)

陣痛バッグというのは、入院バッグとともに産院に持って行って、病室から陣痛室に移動するよ!!!というときにさっと持っていくバッグのことだった。(私の場合)

あってよかった物

・ストローキャップ!!!
陣痛中寝ながらペットボトルが飲めるストローキャップ、100均で買っておいて本当によかった。口のところがシリコンで曲がるやつ!

ウィダー(エネルギー) 2つ
・1日分のビタミン 1つ
陣痛中の産院の豪華ごはんはなかなか食べる余裕がないので、エネルギー補給のできるドリンクゼリーがあってよかった!

・水ペットボトル(500 mL) 3本+夫による追加
・ポカリペットボトル(500 mL) 2本
ものを食べられる程度の陣痛のときは水メインで飲んでいた。ストローで飲めるように2 Lペットボトルから夫が補充してくれていた。ありがたい。
長引いてきてから糖分を摂取するため、陣痛室移動の際に助産師さんに「糖分摂れそうな飲み物あればそれにした方が良い」と言われたので、ポカリも持ってきておいてよかった。

・フェイスタオル
汗だくになる&握るものがほしいのでフェイスタオルは手放せなかった。

・延長コード
延長コードがあったので、夜中の陣痛中や産後の入院中に枕元でスマホの充電ができた。なかったら歩くのがしんどすぎて無理!

・軽食(SOYJOY、おにぎり)
出産後、夕食も食べられず、深夜になっていきなりお腹が空いたので軽食があってよかった。水分が少ないものは無理だったので、カロリーメイトは食べられなかった。SOYJOYの水分量が限界。

使わなかったもの

・ハンディファン、扇子
持っている余裕はないのと、エアコンが効いていたので。

持っていけばよかったもの

・くつした
陣痛中は冷えないようにするのにくつしたを履いた方が良いとのこと。
シャワー浴びたのに、替えを忘れてしまって少し悲しかった。

・歯みがき粉
アメニティであったけど、夫もいたし持って行ってもよかった。

・ヘアゴム、くし
入院バッグに入れてしまったけど、陣痛バッグに入れればよかった。
産後の写真がぼさぼさすぎて少し悲しかった・・・。くしで少し整えたかった。(そんな余裕ない気もする)

夫がやってくれてよかったこと

・いきむときに上体をまくらごと持ち上げてくれて、前傾姿勢になりやすかった。

・陣痛が激しいときに前髪を避けてくれたり汗を拭いてくれたりして愛を感じた。

・いきみたいがまだダメ!!なときに握りこぶしでおしりを力いっぱい押してくれていて、いきみ逃しがしやすかった。
 (たぶんこれが一般的にテニスボールを使うやつ??)

NSTモニターで状況を把握して、水分取る?と良いタイミングで声をかけてくれた。

・陣痛が苦しいとき、深夜や明け方で絶対に眠いだろうに常に腰をさすってくれた。(痛みが和らぐというより心が折れない)

助産師さんのやり方を見て、真似して腰を押してくれた。

・起き上がれないが食事をしたい・トイレに行きたいときなどに持ち上げてくれた。

・産後に飲み物やら軽食やらを手の届く範囲にたくさん設置して帰ってくれた。

 

夫の感想

夫は前日の入院~出産まで23時間ほど付き添ってくれたので、感想を聞いてみました。

NSTの間の3時間がめちゃめちゃ長く感じた。

・陣痛カウンターの回数を数えたら、トータル200回くらい陣痛が来ていた。壮絶。

・「何か声をかけて」と言われたが、何て声を掛けたら良いか迷った。

・本人が「飲めない」と言っても無理やりにでも水分を飲ませた方が良い。

・叫び声にもだんだん慣れてくるぐらい叫ぶ。

・個室にしてよかった。4人部屋だと気を遣ってしまって余計大変だと思った。
 (夫も4人部屋だと付き添い不可だったので)付き添えてよかった。

・背中をさするのは意味があるのかよく分からなかった。途中で「いらない!!」「そのさすり方は嫌!!」と言われた。

・陣痛室の序盤はNSTを見てピークを越したら力を抜くよう声掛けしたが、最後の方はNSTの波も上がって下がってを常に繰り返していたのでそんな時間はなかった。

・陣痛のときから立ち会っておいて本当によかった。妻を茶化すような変なことは言えなくなるので・・・。

後日談

翌日、もちろん会陰や腰は痛いが、なぜか腕肩の筋肉痛が最も痛かった。
相当力いっぱいベッドの柵を握っていたんだなぁと実感。

夫もいきみ逃しをがんばりすぎて腕が筋肉痛だったらしい。笑