妊娠・出産・育児の覚え書き

妊娠・出産・育児については情報が多すぎて、誰か1人の詳しい口コミがまとめて見たいな~と思っていたので書いてみることにしました。近い将来の私と友人のための内輪ブログですが、知らん人もお気軽にどうぞ。

夫婦のすれ違いやすいポイント

産後の友人たちの夫婦仲が悪化している(悪化するまでいかなくても愚痴を聞く)率が高い様子を実感したので、フラットに、かつ感覚的にすれ違いポイントを整理してみたいと思います。

「なんだか最近パートナーの機嫌が悪いんだよなぁ」「家事育児をやっているのにやっていないと言われる」なんていう人に読んでほしい。
すべて「パートナーと話合いの結果そうなっている」という場合も多々あると思うので、その場合は読み飛ばしてください。
あと、すでに育児をがんばっていていっぱいいっぱいな人は見ないでください。

産後のパートナーへの愛情は急降下する場合が多い

これはよく聞きますね。ベネッセの調査が元データらしく、市のプレパパママ講座でも聞きました。この調査も10年以上前のものなので、もうだんだん変わってきていたりするのかな・・・。
産後クライシス、なんとかして避けたいですよね。

画像は以下より引用:

「産後クライシス(危機)」で夫婦に何がおこる?! ~初めての出産後、夫婦の愛情低下を防ぐカギとは~ │研究室トピックス│次世代育成研究室│ベネッセ教育総合研究所(2023年10月2日参照)

詳しくは「第一回妊娠出産子育て基本調査」のPDFを参照のこと。

よく聞く愚痴

よく聞く愚痴は、主に4点です。当てはまる場合はパートナーに負担が偏っていたり、不満を感じているかも。

自分中心に生活している

子どもが産まれたのに自分中心に生活していませんか?
今までは「自分の生活」ありきで勉強や仕事、遊び、生活の予定を入れていたと思いますが、多くの子どものいる親たちは「子ども中心」に生活をしています。

事例1:自分が疲れたら休憩を取る
休憩を取ることができるのは、子が落ち着いているタイミングor信頼できる他の人が子を見てくれているタイミングです。自分が疲れたタイミングで休めている人は、その間パートナーが見てくれているのではないですか?
子どもはどんな状況?パートナーはどのくらい休んでいる?ということは最低限把握している必要があります。

事例2:勝手に自分の予定を入れる
家にいると思っていた人手がいなくなる、ワンオペ時間が増えるということは重大です。
必ずパートナーと相談してから決めてください。

家事育児が雑

やり方をパートナーとよく確認し、優先順位を付けましょう。

事例1:哺乳瓶をすぐ洗わない
哺乳瓶を使う新生児や乳児は、免疫力や抵抗力が弱いため、毎回除菌をするかと思います。哺乳瓶をすぐ洗わないと口内細菌が繁殖してしまい、衛生的でなくなってしまいます。そのためすぐに洗いたい!!と思っている話をよく聞きます。
大人にとって大したことのない菌でも、赤ちゃんにとっては命にかかわるようなものもあるため、特に注意を払っている人が多くいます。パートナーはどうでしょうか?

事例2:哺乳瓶の乳首がしっかりはまっていない
ミルクを作った!までは良くても、消毒するときに外した乳首の装着が甘いとミルクが漏れてしまいます。ミルクが漏れると、周囲のタオルや床、赤ちゃんの体や服が濡れてしまったり、赤ちゃんが飲んだ量が把握できなかったりといったことが起こります。
漏れないようにしっかりとはめたことを確認してください。

事例3:おむつがしっかり着せられていない

しっかり着せられていないと、足のわきや背中からうんちやおしっこが漏れてしまうことが多くあります。
おむつの着せ方はパッケージにも書いてあり、Youtubeにもたくさん動画があるので見てください。パートナーに教えてもらっただけでできた気になっていませんか?
(でも育児に関しては素人の誤った情報もたくさんあるので、信頼できる情報源を選ぶ必要がある)
参考:助産師HISAKOさんのおむつ替え動画
・購入した時には畳まれた状態なので、しっかり広げる
・足元のギャザーを出す
・おむつ替えのときに足を持って上に引っ張らない
 (これは股関節脱臼を防ぐため。助産師HISAKOも言ってる!)
上記の3点がよく聞くポイントです。

子の危機管理不足

消費者庁「子どもの不慮の事故の発生傾向」によると、0歳時点での不慮の死亡事故の原因は、
1位 窒息(ベッド内) 34%
2位 窒息(胃内容物の誤嚥) 21%
3位 交通事故 7%
4位 窒息(食物の誤嚥) 7%
5位 窒息(詳細不明) 7%
というように、ベッド内での窒息や吐き戻しでの窒息が半数以上を占めています。
この危機管理に関する意識が低くて、パートナーが怒っていたことはありませんか。
根拠なく「自分の子は死なないだろう」と思っていませんか。そのなんとなくの気持ちで事故を招いた後のことを想像してください。

事例1:顔にタオルがかかっているのにすぐ取らない
ベッド内での窒息は、顔にタオルや衣類、おもちゃなどが被さってしまうことやうつ伏せで寝てまくらに埋もれることなどで起こります。
顔にタオルなど異物が被っていたら、何よりも先にすぐに取りましょう。
万が一でも笑いながら写真を撮っているなどあると、信頼感が地に落ちますので絶対にやめてください。

事例2:ゲップが出ていないのに放置して寝る
赤ちゃんは母乳やミルクと一緒に空気を吸い込んでしまい、お腹が張って苦しかったり吐き戻しの原因になったりします。よって、食後はゲップを出させるのも大切です。
しかし、なかなか出ないこともしばしば・・・。諦めるにしても、しばらく縦抱きにしておいたり、窒息防止のため横向きになるように丸めたタオルを敷いたり、隣で見守っていたりといった対策が必要です。パートナーとどのような方法が良いか相談しましょう。

準備と片付けをしない

家事や育児には、準備と片付けが付きものです。実作業だけやって「やった気分」になっていませんか?

事例1:沐浴の準備をしないで「沐浴しようか!」とだけ言う
沐浴をしよう!となったときに、準備は誰がどのようにしていますか?何が必要か、どんな準備をしたら良いのか、また沐浴後の片づけはどんなことが必要か確認してみましょう。

 

やってほしいこと

子ども中心に生活する

先ほども書きましたが、自分中心ではなく子ども中心の生活に改めてほしいです。

・子どもが泣いていたらすべてを中断してあやす
・ごきげんに起きていたら遊ぶ
・そのスキマ時間で生活する

夫婦でコミュニケーションを取る

パートナーがやってほしいことはなんだろう?どんな家事・育児のやり方が共有できていないんだろう?といったことを考えるだけでなく、言葉でもコミュニケーションを取ってしっかり話し合っていきたいですね。育児には正解がないので・・・。
「家事育児が雑」と「準備と片付けをしない」はコミュニケーションで解決してほしい。

また、心身が限界!無理!なタイミングもお互いあると思うので、そういう場合もちゃんと言葉で伝えて支え合えるようにしたいですね。不機嫌にならないように自分でもできる限り調整!

情報収集をする(妊娠中から!)

育児に関する情報収集を自分からしていますか?特に妊娠中は、妻に負担が偏るパターンを多く見ます。育児に関してはパパもママも初めてで分からないことだらけです。
パートナーに頼らず、自ら情報収集をしていきましょう。
・子に必要なグッズは?どの製品がいいのか?
・病院の受診の目安は?近所の良さそうな小児科はどこ?夜間救急はどこに連絡?
・子とどのように触れ合うとよいか?
・子の健康上気を付けるべきことは? など
しっかり情報収集していれば、子の危機管理意識も自ずと高まるはず!

子の行事の計画を立てる

産まれた直後はイベントがいっぱいです!お七夜、ニューボーンフォト、内祝い、お宮参り、お食い初め・百日祝、ハーフバースデー、初節句・・・。ここにさらに保活が入って来たりします。
パートナーに任せきりにならないように、やるのかやらないのか、やるならどこで、どのように、誰と、何をするのかの計画を相談しつつ立てていきましょう。
特に自分の両親のさりげない意向調査と決定事項の連絡はやってくれると助かる。

 

やってはいけないこと

「手伝う」という表現

例えばほぼ完母で授乳は妻の役割だから……と思ったとしても、自分のタスクとして考えていることを言葉として表現することが重要!

役割分担をして相手のタスクになっていることも、気の持ち方としては二人のタスクとして捉えておきたいですね。

当たり前だと思って感謝を伝えない

自分が仕事を続けられるのはパートナーが育休を取っているからだと言うことを忘れないで、感謝の言葉を伝えてほしいところです。
仕事をしているからと夜間授乳を全く担当しないパターンはよくありますが、せめて感謝の言葉と、代わりに別のところで活躍を!

逆に育休中で仕事をしていない方は、仕事で忙しいのに〇〇をしてくれている、と細かいところも感謝の言葉を伝えたいですね。

やると言ったことをやらない

・夜間授乳するよ!→寝落ち、起きない
・おむつ替えるよ!→すぐやらない
などよく聞きます。できないことはやると言わない!!

人を勝手に呼ぶ、時間調整をしない

授乳やお昼寝などのタイミングがある子ども中心に考えて予定を組み、しっかりパートナーと相談の上で招きましょう。
また、乳児のいる家を訪問したとき、多くの人は2−3時間で帰るものですが、なかなか乳児事情に詳しくない方もいるので、その場合は呼んだ人がしっかり切り上げてください。

おわりに

当てはまるなぁ、ということも当てはまらないなぁ、ということもあったかと思います。
せっかく子の誕生という素敵な機会なので、夫婦なかよく協力して育てていきたいですね。

ここに書いてあることは「よく聞くなぁ」という私の身の回りの事例たちなので、ご参考までに!

上述の気になるところも、すべて変わるのは難しいところかと思います。どうしても譲れないところ以外は譲歩して折り合いを付けていきたいですね。